子供の頃の夢
子供の頃、どんな夢をみていましたか?
私は、どう生きていけばいいのかわからず、両親を頼れるとは思えなかったので、目の前の問題を片づけることばかりに気を取られていました。
特技も何もない上に体力がないので事務職に就けるよう資格を取ったものの、漠然と、誰かと一緒に生きたい、信用できる人に出会いたいと思っていました。
これが最近まで一番想い焦がれていた夢かもしれません。
高校生になって、持って生まれたものを一つ一つ確認したときに、自分のスペックの低さや持ちものの少なさに唖然としました。
それでも、これで生きていくしかないので、持っているものを工夫して使いながら今まで生きてきました。
1年ほど前から長年共に生きてきた夫との間に埋められそうにない亀裂が入り、手に入らなくても、それなりに積み重ねたものが消えてしまったと知ったとき、「誰かと一緒に生きたい、信用できる人に出会いたい」という夢は、誰かに頼りたいという甘えもあるので、いっそ手放してはどうだろう?と考えるようになりました。
今まで(言葉を変えると)誰かに頼りたい頼れるかもしれない・・というのは心の支えだったのか、手放すことに胸が痛みますが、現実的に考えると、もう殆どの選択肢を使い果たし、年齢的にもやり直しは利かないので、甘えを捨てて自分の責任で生きようと思ったのです。